フランチャイズ開業を目指す方の中には、コンビニを検討している方もいるでしょう。
しかし、少し調べてみるとコンビニフランチャイズの現実は、失敗した人と成功した人に大きく分かれていることがわかります。
そこで、こちらではコンビニフランチャイズの現実を失敗編と成功編とに分けて解説します。
後悔しないフランチャイズの選び方も紹介するので、参考にしてください。

コンビニのフランチャイズの現実〜失敗編〜
まずはコンビニのフランチャイズが悲惨と言われる2つの理由、そして3つの失敗あるあるを紹介します。
悲惨と言われる2つの理由
コンビニのフランチャイズが悲惨と言われる1つ目の理由は、利益が出にくいビジネスモデルというイメージが強いからです。
自分の生活エリアでコンビニが閉店しているのを見て、「やはり大変なんだなぁ」と思った経験がある人もいるでしょう。
確かにコンビニのフランチャイズは大変です。仕入れた商品が売れ残ることもありますし、人が足りなくてオーナー自ら現場で働くケースもよくあります。
さらに、売上の一部をロイヤリティとして本部に支払う必要があるので、「大変な上に薄利ではないか?」と思う人がいても不思議ではありません。
ちなみにコンビニのロイヤリティは高く、加盟店によって差がありますが、35%前後が一般的だと言われています。
土地や建物を本部に用意してもらう場合は、60%前後のロイヤリティが発生することもあるようです。
このように、最終的に手元に残る金額が少ないというイメージから、コンビニフランチャイズは悲惨だと言われがちです。
もう1つの理由は、プライベートを犠牲にしがちだからです。
コンビニ経営では、スーパーや百貨店のように、たくさんの従業員を雇うわけにはいきません。限られた人数で効率的に店舗を運営する必要があります。
アルバイトの方が辞めたからといって、お店を休みにするわけにもいきません。
シフトに穴が開けば、オーナー自ら現場にひっぱりだされることもあるでしょう。
現場に出ていないときは、商品の仕入れをしたり、シフトを組んだり、本部への報告をまとめたりなど、仕事は山ほどあります。
このような理由から、コンビニのフランチャイズはよく「悲惨だ」と言われる傾向にあるのです。
失敗あるある⑴オーナーの実力不足
コンビニのフランチャイズが失敗するパターンで多いのが、オーナーの実力不足によるものです。
オーナーとはいえ、ほんの少し前まではサラリーマンだった方がほとんどです。
そのため、経営者として必要な心構えや行動が伴わず、やがて経営が行き詰まります。
たとえば、接客態度に問題があるアルバイトを放置していたり、クレームへの対応を機械的にこなしたりなどです。
このような配慮が足りない営業を続けていると、客足は徐々に減っていくでしょう。
また、人を育てられないせいで人手不足となり、自分が現場に駆り出されることもあります。
その結果過労になり、仕事ができなくなって失敗するケースもあります。
失敗あるある⑵利用客の減少
最初は経営が順調でも、徐々に利用客が減っていくことがあります。たとえば、以下のようなケースです。
- 近所に大型のスーパーができて顧客を奪われた
- 近所の大学が移転または潰れて顧客が大幅に減った
- 新しい道路ができて人の流れが変わった
このようなことが起きると、当初のように集客が上手くいかなくなり、最悪の場合、客足が戻らずにそのまま廃業というケースもあります。
とはいえ、まだ起きていない未来のことを予測するのは不可能です。
競合店ができたり、人の流れが変わったりしても、ダメージを最小限に抑えられるような事業計画が必要と言えます。
失敗あるある⑶家族関係が悪化
コンビニフランチャイズに家族で取り組むケースは珍しくありません。
しかし、プライベートでの家族との関係性と、仕事上の関係性は全く異なります。
たとえば、売上が低迷した時に「家族だから」という理由で人件費を削減すれば、家族間で摩擦が起きる可能性があるでしょう。
繁忙期に誰がシフトに入るかで揉めることもあるかもしれません。
このように、家族関係が徐々に悪化した結果、経営が立ち行かなくなるケースもあります。
コンビニのフランチャイズの現実〜成功編〜
続いて、コンビニのフランチャイズの現実の成功あるあるを3つ紹介します。
上手くいけばほぼ不労所得
コンビニのフランチャイズは悲惨なことばかりではありません。上手くいけばほぼ不労所得のような状態を作り上げることも可能です。
重要なポイントは、フランチャイズの強みを最大限に活かし、事業計画を練ることです。
フランチャイズである以上、ロイヤリティの支払いは必ず発生します。
重い負担に感じるかもしれませんが、その代わりに売上管理、人材教育、トラブル対応などを本部がサポートしてくれることもあります。
経営者として自分に足りないものを自覚し、着実にスキルアップをすれば、自分が現場にいなくても店舗の運営が回る仕組みを構築することも可能です。
また、一度コツを掴んだら、多店舗展開によって収益を拡大できる点も、コンビニフランチャイズの大きなメリットと言えるでしょう。
本部の良さを生かすも殺すもオーナー次第
フランチャイズの本部とオーナーは、いわば運命共同体です。
店舗の売上が下がれば、その分本部が受け取るロイヤリティも減るので、相談すればきちんと答えてくれます。
売上や日々の販売・廃棄状況は常に本部に共有されていますし、発注や陳列についてのアドバイスをもらうことが可能です。
人材教育に悩んでいるときは、方法を教えてくれたり、本部が直接教育の機会を作ってくれたりすることもあります。
経営自体はオーナーが責任を持って取り組む必要がありますが、本部という強い味方がいることを忘れないことが大切です。
多店舗経営で収益アップ
コンビニに限らず、フランチャイズチェーンでは多店舗経営が推奨されています。
つまり、1店舗で成功したら、2店舗目、3店舗目と増やすことで、収益を拡大させるのです。
また、多店舗経営のメリットは収益を拡大できるだけではありません。収益の柱を複数もつことで、リスク分散が可能となります。
実際、フランチャイズでコンビニを複数経営している人は珍しくありません。
後悔しないフランチャイズの選び方
最後に、後悔しないフランチャイズの選び方として、2つのチェックポイントを紹介します。
フランチャイズ本部のブランド力
フランチャイズの最大の強みとも言えるのが、本部のブランド力です。
本部が時間をかけて積み上げてきた顧客からの信頼、認知度、親近感、これらを最初からフル活用できるのは、フランチャイズならではの強みでしょう。
だからこそ、コンビニに限らず、フランチャイズを選ぶ際はブランド力の有無を確認してください。
コンビニの場合、近年はオリジナルブランドの惣菜が集客に大きな影響を与える傾向があります。
口コミの評価はどうなのか、顧客に愛されているのかなど、事前に細かくチェックしましょう。
市場に空きポジションはあるか
フランチャイズに限らず、起業して成功するためには市場で空いているポジションを狙うのが定石です。
たとえば、大人向けの情報メディア「OTONA LIFE」によると、日本人が好きなラーメンの味ランキングの3位は「味噌」にもかかわらず、味噌の専門店は少ないことがわかっています(※3)。
専門店が少ない理由は、味噌が気候の影響を受けやすく、味がぶれやすいためです。
つまり、ラーメンという市場において「味噌ラーメン」は、需要があるのに空いているポジションと言えるのです。
このように、フランチャイズで参入する事業を選ぶ際は、市場にまだ空きポジションがあるかを確認することが重要になります。
参考:「全国ラーメン勢力図・味ランキング」(oTona LIFE)
味噌ラーメンのフランチャイズなら『麺屋・國丸』
フランチャイズ展開をする『麺屋・國丸』では、本来扱いの難しい味噌ラーメンを、調理経験がない方でも美味しく作れるように、再現性の高いノウハウを構築しています。
サポート面に関しても、外観・内観・内装イメージ作成、調理オペレーション、研修制度の他、オープン後も本部スタッフが現場で手厚く支援をしています。
月売上1000万円超えも十分可能なビジネスモデルですので、ラーメン店のフランチャイズでしたら株式会社國丸にお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。