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山岡家のフランチャイズ募集はある?意外なルーツとは

メディア掲載

山岡家のフランチャイズ募集はあるのか、調査した結果を紹介します。また、山岡家の意外なルーツや、ラーメン屋のフランチャイズ開業を勧める理由も紹介するので、参考にしてください。

山岡家のフランチャイズ募集はない

2024年4月現在、山岡家のフランチャイズ募集は確認できません。では、なぜ山岡家はフランチャイズを募集していないのか、フランチャイズ展開をせずにどのように成長を遂げ、上場を果たしたのかを解説します。

基本的に直営店舗である

山岡家は、全国のラーメン好きにいつでも最高のラーメンを提供することを目的とし、その実現のために直営店の運営にこだわっています。そのため、フランチャイズ店舗は1つもありません。

味の品質が最優先事項とされているため、全店舗を直営とすることで、一定の品質を保ち続けているのです。

山岡家を運営する株式会社丸千代商事のホームページを確認する限り、2024年3月の時点で、全国で184店舗が直営で運営されています。

各店舗は赤を基調としたシンプルなデザインと自動券売機を特徴としており、広い駐車場と24時間営業を基本とすることで、地元の住民から遠方からの訪問者まで、幅広い客層に対応しています。

実は弁当屋のフランチャイズ店が始まり

山岡家が現在のようにラーメン業界で知られる存在となる前、そのルーツは意外にも弁当屋のフランチャイズから始まりました。創業者である山岡正氏は昭和55年、東京都江戸川区で「丸千代商事」として企業を立ち上げ、初めての弁当屋フランチャイズ店を開業したのです。

事業開始から1年後にはフランチャイズ加盟店に加えて直営店舗の運営も手掛け、昭和58年には業績が安定し、株式会社への組織変更を果たしています。

立地戦略が大成功

直営店にこだわりながらも、山岡家が現在のような成功を収めている要因の1つが「立地戦略」です。

山岡家は、2006年から2012年の間に店舗数を67店舗から137店舗へと倍増させたものの、売り上げは1.7倍程度に留まり、その後数年間の停滞期間を経験しました。

この結果を受けて、山岡家は出店戦略を見直しました。特に興味深いのは、山岡家が東京などの都市部ではなく、地方郊外やロードサイドに出店することを選んだ点です。

例えば、東京都唯一の店舗は新青梅街道沿いの瑞穂町に位置しており、この地は東京の中心部と多摩地域を結ぶ主要な交通路であり、大型トラックが頻繁に通行する物流の要所です。

この逆張りの出店戦略が功を奏し、2012年には店舗あたりの売上が約6000万円であったのが、2023年には約8900万円まで増加しました。店舗数の伸びは23%に留まりながらも、売上は70%増と大幅にアップしたのです。

山岡家は一般的な飲食店とは異なり、大量出店よりも各店舗の品質と売上に磨きをかける戦略を取っています。だからこそ、直営店舗にこだわり、フランチャイズ募集はおこなっていません。

参考:「IRライブラリ」(株式会社丸千代山岡家

ラーメン屋を開業するならフランチャイズがオススメである理由

「山岡家」というラーメンブランドが持続可能な成長をするためには、フランチャイズは最適な手段といえないかもしれません。しかし、これからラーメン屋を開業する方にとって、フランチャイズはぜひ検討して欲しい選択肢です。ここではその理由を3つ紹介します。

集客面で有利

ラーメン屋に限らず、店舗型のビジネスで最も大変なことが「集客」です。どんなに美味しいラーメンを提供しても、店の存在が知られていなければ客足は伸びません。

しかし、フランチャイズでは既に確立されたブランドの知名度や信頼を活用できるため、新規開業時から注目を浴びることができます。コストをかけて宣伝しなくても、ある程度の集客を期待できることは、ラーメン屋を開業する上で大きな強みとなるでしょう。

開業がスムーズ

ラーメン店を一から立ち上げる場合、多くの準備が必要です。立地選定、競合調査、マーケティング戦略の立案、内装・外装のデザイン、価格設定、事業計画の作成、スタッフ採用など、膨大な作業があるのです。

自力でラーメン屋を開業する場合、これらの対応をするだけで疲弊してしまうことも少なくありません。しかし、フランチャイズではこれらの作業の多くがフランチャイズ本部によってサポートされるため、経験が浅い方でもスムーズに開業できます。

品質を確保できる

フランチャイズに参加すると、本部が長年にわたって培ったレシピや運営ノウハウを享受できます。これにより、開業初日から高品質な商品とサービスを提供することが可能です。

また、長期にわたる研修プログラムを受けられるため、業界未経験者でも自信を持って店舗運営に臨めます。

味噌ラーメン専門店のフランチャイズ

ラーメン屋を開業するなら味噌ラーメンがオススメである理由

ラーメン屋を成功させるために、オーナーが考えるべき重要なテーマの1つが「ラーメンの味」です。そこでここでは、ラーメン屋を開業するなら味噌ラーメンがオススメである理由を紹介します。

需要があるのに専門店が少ない

多くのアンケート結果が示すように、味噌ラーメンは日本国内で広く愛されている一方で、専門店の数は意外に少ないのが現状です。

たとえば、マルハニチロが2018年に実施した調査では、味噌ラーメンが「好きなラーメンの味ランキング」で常に上位に位置しています。同様に、ビジネスパーソン向けWEBメディア「OTONA LIFE」や女性向けライフスタイルマガジン「macaroni」の調査でも、味噌ラーメンは上位にランクインしており、その人気の高さが伺えます。

しかし、都市部を中心に見てみると、醤油ラーメンや豚骨ラーメンなどが主流で、味噌ラーメンを看板メニューとする店舗はそれほど多くありません。

だからこそ、新規でラーメン店を開業する際は、味噌ラーメンを主力商品とすることで、競争が少ない市場を狙うことが可能です。

高い需要がありながら供給が追いついていない味噌ラーメン市場は、いわばラーメン業界のブルーオーシャンといっていいでしょう。

罪悪感が少ない

味噌ラーメンは、罪悪感を抱かずに食べやすいという意味で、他のラーメンとは一線を画しています。実際、味噌は日本の伝統的な発酵食品であり、味わいの深みはもちろん、健康への効果も注目されています。

特に、味噌に含まれる善玉菌は腸内環境を整えることで免疫力を向上させる効果が期待できるため、健康意識が高い現代の消費者や高齢者の方にとって魅力的です。

このように、罪悪感が少ないだけでなく、健康にもプラスの効果があるという特徴は、他のラーメンの味にはない強力な武器といえます。

強みを作りやすい

味噌は製造地の気候や風土、使用される原料や製法によってさまざまな特性を持ちます。これにより、同じ味噌ラーメンでも地域によって異なる特色が生まれ、それが各店舗の独自性やブランド化を育んでくれるでしょう。

「同じ味噌ラーメンでもこの味はこの店だけ!」と独自性をアピールできるので、商品の希少性を高め、リピーターも確保しやすくなります。

例えば、有名なラーメン屋である「みそ吟」、「とん太」「どさん子」などの店舗は、味噌ラーメンを看板メニューとしており、それぞれ独自の味噌ブレンドを使用することで、個性的なラーメンを生み出し、長年にわたりファンに支持され続けています。

味噌ラーメンのフランチャイズなら麺屋・國丸

最後にご案内したいのが、弊社が運営する味噌ラーメンを看板メニューとしたフランチャイズ『麺屋・國丸』です。

味噌ラーメンは人気の味にもかかわらず、味がぶれやすいことから看板メニューとして避けられやすい傾向があります。味噌ラーメンは需要があるのにライバルが少ないので、他の味と比べて成功率が高いといっても過言ではありません。

そんな味噌ラーメンを看板メニューとした麺屋・國丸で、フランチャイズ開業を目指してみませんか?

外観・内観のブランディング、調理方法やオペレーションの指導はもちろん、開業後もオーナー様を本部がしっかりとサポートします。ラーメン屋のフランチャイズに関心がある方は、ぜひ株式会社國丸へご連絡ください。

この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)

1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。

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