大阪のご当地ラーメンとして有名な「高井田ラーメン」ですが、実は高井田ラーメンに特化したフランチャイズブランドがいくつか存在します。
そこでこの記事では、高井田ラーメンのフランチャイズブランドや大阪のラーメン事情についても解説します。
大阪でラーメン屋のフランチャイズを始めるなら、必ずしもご当地ラーメンにこだわる必要がない理由なども解説するので、ラーメン屋のフランチャイズ参入を検討中の法人様は参考にしてください。
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高井田ラーメンのフランチャイズはある?
2024年9月時点で確認できた、高井田ラーメンのフランチャイズブランドは以下の2つです。
なにわ製麺
なにわ製麺のフランチャイズは、低資金で独立開業が可能なラーメン店のフランチャイズです。
特徴的なのは、10坪以下の小規模店舗で夫婦経営が可能な省コストなシステムです。従業員を雇わず、チャーシューやメンマなどシンプルな具材で運営でき、ロイヤリティも不要なため、経費を最小限に抑えられます。
さらに、屋台カーや間借り店舗など、資金や希望に応じて選べる4つの営業スタイルを用意しており、初期投資を抑えた柔軟なビジネス展開が可能です。
大阪高井田式中華そば 麺屋7.5Hz
大阪高井田式中華そば「麺屋7.5Hz」のフランチャイズは、ラーメンへの強い愛情と情熱を持つ方を対象にオーナーを募集しています。
加盟に関する詳細な情報は、ホームページでは一切公開されておらず、面談を通じてのみ直接提供されているようです。
公式サイトによれば、「麺屋7.5Hz」の中華そばを心から愛し、毎日でも食べたいと思うほど好きなことが条件とされています。
大阪のラーメン業界事情
続いて、大阪でラーメン屋を展開する上で知っておくべき業界の最新事情を紹介します。
数少ないご当地ラーメンが高井田
高井田ラーメンは、大阪の中でも数少ないご当地ラーメンのひとつです。発祥の地である大阪市東成区高井田地区からその名がつけられ、地元の町工場で働く労働者をターゲットにしたラーメンとして発展しました。
このラーメンは、他の地域にはあまり広がっておらず、大阪の特徴的なラーメンとして知られています。
極太麺と濃厚醤油が特徴
高井田ラーメンの特徴は、極太のストレート麺と濃厚な醤油スープです。醤油の色が濃く、見た目からもその味の濃さが伺えます。太い麺がしっかりとスープを絡め、食べ応えのある一杯に仕上がっています。
朝からラーメンを食べる習慣も
高井田ラーメンのもうひとつの特徴は、朝早くからラーメンを提供している店が多いことです。
「朝ラー」や「おはようラーメン」として、夜勤明けの工場労働者が朝食としてラーメンを楽しむ習慣が生まれました。これも、地元密着型の高井田ラーメンならではの文化と言えるでしょう。
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飲食フランチャイズでご当地ものにこだわる必要がない理由
大阪でラーメン屋をフランチャイズ開業するからといって、必ずしもご当地ものである「高井田ラーメン」にこだわる必要はありません。
むしろ、あえてご当地ラーメンを避けた方が成功しやすくなるケースもあります。
そこで、ここでは大阪でラーメン屋のフランチャイズ開業をする際に、ご当地ラーメンである高井田ラーメンにこだわる必要がない理由を紹介します。
幅広いターゲット層にリーチできるから
ご当地ものに特化しないことで、特定の地域に縛られることなく、全国や海外を含む幅広い顧客層にアプローチできます。多様なニーズに対応することで、より多くの顧客を取り込むチャンスが広がります。
コストを安定化させやすいから
ご当地食材やメニューは地域ごとに仕入れや運営コストが異なるため、コスト管理が難しい場合があります。
例えば、北海道の特産品を使うと、他の地域ではコストが高騰することがありますが、標準的な食材を使用することで、仕入れの安定化が可能です。
標準化されたメニューであれば、全国的に一貫したコスト管理が可能で、経営の安定に寄与します。
トレンドにも迅速に対応できるから
ご当地ものにこだわらないメニュー構成なら、新しいトレンドにも柔軟に対応できます。
例えば、健康志向が強まる中で、全粒粉や低カロリー食材を取り入れたメニューを素早く追加できるのは、ご当地に限定されないフランチャイズならではの強みです。
ご当地ラーメン以外で成功しているフランチャイズの例
では、ご当地ラーメン以外で成功しているフランチャイズにはどのようなブランドがあるのか、いくつか紹介します。
麺屋國丸
麺屋・國丸のフランチャイズは、健康志向の顧客を取り込むことに成功しており、リピート率は驚異の90%以上を誇ります。
栄養価の高い全粒粉麺やたまご麺を使用し、厳選された本格味噌と独自の調理技術によって、味噌ラーメンを健康的な食事として提供できているのが特徴です。
月間売上は1,000万円を超える可能性も十分にあり、職人不要で再現性の高いオペレーションも魅力のひとつです。
充実した研修制度と本部スタッフによる手厚いサポートがあるため、未経験の方でも安心して開業に取り組めます。
喜多方ラーメン
喜多方ラーメンのフランチャイズの強みは、長い歴史と実績、独自の味、商品開発力、充実したサポート体制、人材支援の5つです。
福島県喜多方市の名店「坂内食堂」を起源とし、1988年からフランチャイズ展開を開始したこのブランドは、20年以上続く店舗が65%以上という高い持続性を誇ります。
特徴的な多加水の生麺や飽きのこないスープは幅広い客層に支持され、リピート率も非常に高いです。
さらに、本部が新メニュー開発や販促を担うことでオーナーは店舗運営に専念でき、開業前後のサポート体制も万全です。
ばんから
ばんからラーメンは、リピーター率85%を誇る濃厚醤油ラーメンを専門に提供する店舗です。特に「角煮ばんから」が人気メニューで、熟成背脂スープと角煮の絶妙な組み合わせが多くの人々に愛されています。
「花研」ブランドのもと、50年にわたる経営ノウハウを活かし、商品力や再現性の高さ、さらに海外展開の可能性を強みとし、競争の激しいラーメン業界で着実に成長を続けています。
壱角家
『壱角家』は2014年冬に1号店をオープンし、わずか1年で50店舗まで拡大、現在は全国に110店舗を展開しています。この短期間で横浜家系ラーメントップチェーンに急成長しました。特徴的な商品と元気な接客で差別化を図り、ブランド力を高めています。
らあめん花月嵐
『らあめん花月嵐』は、国内外に230店舗以上を展開する大手チェーンで、強力なブランド力と優れた商品開発力を誇ります。年間12種類の期間限定ラーメンを提供し、メディア戦略を駆使して加盟店を力強くサポートすることで、安定した経営を実現しています。
ラーメンのフランチャイズなら味噌をおすすめする理由
ラーメン店を開業するなら、味噌ラーメンをメインにするのがおすすめです。
その根拠として、まず味噌ラーメンを看板メニューにしている店が少なく、競合が少ないため、安定した売上を期待できるからです。
さらに、味噌はトレンドに左右されにくく、長年日本の食文化に根付いているため、流行に流されない強みがあります。
また、味噌は発酵食品で栄養価が高く、健康志向が高い高齢者層にも受け入れられやすいことが特徴です。こうした理由から、ラーメンフランチャイズを考える際は、当社は味噌ラーメンを看板メニューとすることを強くおすすめします。
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フランチャイズ本部の選び方のコツ
フランチャイズで成功できるかどうかは、本部選びでほぼ決まると言っても過言ではありません。そこでここでは、フランチャイズ本部を選ぶコツを3つ解説します。
研修やサポートは充実しているか
フランチャイズを始める際、経験がない分野であっても安心して運営を行えるよう、研修やサポート体制が整っているかは非常に重要です。
本部が提供するトレーニングや運営サポートの内容、特に開業後のフォローアップがどの程度行われるかを確認しましょう。フランチャイズ本部のサポート次第で、経営の安定度が大きく左右されることも少なくありません。
収支のシミュレーションに問題はないか
フランチャイズ本部が提供する収支のシミュレーションは、現実的なものかどうかを慎重に検討する必要があります。
必要な初期投資額やランニングコスト、利益の見通しが不透明であれば、後々の運営に支障が出る可能性があります。
過去の実績や他のフランチャイズ店舗の収支データを参考にしながら、納得のいくシミュレーションをおこないましょう。
本部の理念に共感できるか
フランチャイズ本部の理念に共感できるかも、長期的な成功には欠かせない要素です。
理念やビジョンが自分の考え方や価値観と一致しているかを確認し、無理なくその理念に従って経営できるかどうかを見極めましょう。
理念に共感できない場合、長期的な運営においてモチベーションが維持できなくなる可能性があるため注意が必要です。
ラーメン屋のフランチャイズなら麺屋・國丸
フランチャイズを選ぶ際は、市場の需要、ブランドの信頼性、初期投資、独自の強みや提供されるサポート内容など、多角的に企業を分析することが大切です。
特にラーメン店のフランチャイズを選ぶ際は、看板メニューとなるラーメンの味が非常に重要になります。
そこで今回は、弊社が運営する味噌ラーメンをメインにしたフランチャイズブランド『麺屋・國丸』をご紹介します。味噌ラーメンは、味がぶれやすいことからメインメニューとして採用されることが少ないものの、その人気から市場の需要は高く、競争の少ないブルーオーシャン市場が広がっています。
そんな味噌ラーメンを看板商品とする『麺屋・國丸』で、フランチャイズ開業を目指してみませんか?
店舗のブランディングから調理法、オペレーションの指導まで、開業後も本部がしっかりとオーナー様をサポートいたします。ラーメンフランチャイズにご興味のある法人様は、ぜひ株式会社國丸までお問い合わせください。
この記事を書いた人
株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。