
ラーメン業界でフランチャイズを検討するなら、全国に店舗を展開する来来亭も有力な選択肢の一つです。来来亭は、京都風の醤油味に背脂を加えたスープが特徴で、多くのファンを獲得しています。
そんな来来亭ではフランチャイズ制度が用意されており、未経験からでも挑戦が可能です。本記事では、来来亭のフランチャイズの強みや特徴、ラーメンフランチャイズに参入する上での注意点などを解説します。


来来亭とは
来来亭は、京都風の醤油味をベースにしたラーメンを提供する人気チェーン店です。最大の特徴は、鶏ガラベースのスープにたっぷりの背脂を浮かべたコク深い味わいでありながら、後味がすっきりとしている点です。
麺には細麺を採用しており、スープとの絡みが良く、最後まで飽きずに楽しめる仕上がりとなっています。
また、来来亭はラーメンの味だけでなく、店舗の雰囲気や接客にもこだわりを持っています。「お客様第一」をモットーに、気持ちよく食事ができる環境作りに力を入れているのも魅力の一つです。
来来亭のこだわり
来来亭の公式サイトによると、来来亭が大事にしているこだわりは主に以下の3つです。
「誰もが美味しいと感じるラーメン」を追求
来来亭のラーメンは、性別や年齢を問わず、多くの人が「美味しい」と感じられるように試行錯誤を重ねた一杯です。コクがありながらも後味が軽やかで、スープを飲み干したくなるほどのバランスの良さが特徴といえます。
また、ネギをたっぷりのせたネギラーメンや、濃厚な味わいが楽しめる味噌ラーメン、こってりラーメンなど、好みに合わせて選べるメニューが豊富に揃っています。
「三大原則」に基づいたお店作り
来来亭では、「お客様第一」を徹底し、「三大原則」と呼ばれる理念のもと、誠実な店舗運営を心掛けています。
来来亭 三大原則
- 大きな声でのあいさつ
- ニコニコ笑顔で対応
- キビキビとした行動
これは、特別な技術や戦略ではなく、当たり前のことを真剣に実践することこそが、お店の魅力につながるという考えから生まれたものです。
ラーメンの美味しさはもちろん、接客や店内の雰囲気にも力を入れ、誰もが気持ちよく過ごせる空間作りを大切にしています。
お客様ごとのカスタマイズにも対応
来来亭では、注文時に細かいカスタマイズが可能です。麺の硬さや醤油の濃さ、背脂の量、一味唐辛子の有無、ネギの量、チャーシューの脂身・赤身など、好みに合わせて調整できるため、自分だけの一杯を楽しめます。カスタマイズの希望がある場合は、注文時にスタッフに伝えれば対応してもらえます。
参考:来来亭について|来来亭
来来亭のフランチャイズの強みや特徴
来来亭のフランチャイズは、独立を目指す個人にとって非常に魅力的なシステムを提供しています。
未経験からスタートしても、努力次第で年収1,000万円を超えることが可能であり、多くのオーナーがこの仕組みを活用して成功を収めています。詳しい特徴は以下の通りです。
1. ロイヤリティなしの「のれん分け制度」
通常のフランチャイズでは、売上の一部を本部に支払うロイヤリティや加盟金が発生します。しかし、来来亭の「のれん分け制度」では、それらの負担が一切なく、ノルマもありません。また、多店舗展開を視野に入れた経営も可能です。
2. 店長経験を積んだ店舗をそのまま引き継げる
来来亭では、店長としての経験を積んだ後、その店舗をそのまま譲り受けて独立することができます。新規店舗の立ち上げではなく、すでに営業実績がある店舗で経営をスタートできるため、立地や客層の不安が少なく、安定した経営が可能になります。
3. 自己資金ゼロでの独立が可能
独立時に必要な資金についても、来来亭がサポートします。会社が連帯保証人となり、銀行からの借入を支援するため、自己資金がなくても独立が可能です。さらに、3年で完済できる資金計画が立てられるため、リスクを最小限に抑えた状態で夢を実現できます。
4. 明確なキャリアアップ制度
来来亭では、以下のように未経験者でも段階的にスキルを磨いてキャリアアップできる仕組みが整っています。
入社後:洗い場・ホール・仕込みなど、店舗業務の基礎を学ぶ
副店長(最速半年):店舗運営のノウハウを身につける
店長(最速1年):店舗経営を経験し、独立に向けた準備を行う
独立(最短3年):オーナーとして自分の店舗を持ち、高収入を目指す
このシステムを活用し、入社から3年で独立を果たす方も多く、実際にオーナーとして成功している事例が多数あります。
5. 独立後の高収入と多店舗展開の可能性
来来亭の独立オーナーの平均年収は1,063万円と、非常に高い水準にあります。さらに、ロイヤリティなしで店舗運営ができるため、利益を活かして2店舗目、3店舗目と事業を拡大することも可能です。実際に複数店舗を経営しているオーナーもおり、さらなる収益向上を実現しています。
来来亭のフランチャイズの募集概要
来来亭では、全国各地でフランチャイズオーナー候補を募集しています。未経験からでも独立を目指せる環境が整っており、ラーメン業界に興味がある個人や、自分の店舗を持ちたい個人にとって理想的な制度が用意されています。
ただし、これらはあくまで個人向けの制度であり、法人が来来亭のフランチャイズに参入するのは少々ハードルが高いと言えるでしょう。来来亭のフランチャイズの募集概要は以下の通りです。
募集職種:
・来来亭の店長候補(オーナー候補)
・将来的に独立を目指し、自分の店舗を経営することができるポジションです
給与:
・月給31.5万円~60万円(経験・実績に応じて昇給あり)
・副店長(最速半年):月給34万円~
・店長(最速1年):月給50万円~
・独立オーナー(最速3年):年収1,000万円以上
勤務時間:
9:00~翌0:30(3交代制・残業あり)
応募資格:
・学歴不問
・40歳までの方(長期キャリア形成のため)
・未経験者・第二新卒歓迎
・社会人経験がない方も応募可能
雇用形態:
正社員
ラーメン屋のフランチャイズに参入する上での注意点
フランチャイズビジネスには多くの選択肢がありますが、特にラーメン業界では慎重な判断が求められます。以下のポイントに注意しましょう。
1. 資金計画を綿密に立てる
フランチャイズ加盟には初期費用がかかるだけでなく、長期的な資金計画も不可欠です。店舗の内装や設備投資、広告宣伝費に加え、食材ロスや人件費といった運営コストも考慮する必要があります。
さらに、複数店舗展開を視野に入れる場合、突発的な出費が発生するリスクもあるため、十分なキャッシュフローを確保し、安定した経営基盤を築くことが重要です。
2. 競合との差別化を図る
ラーメン業界は競争が激しく、他店との差別化は欠かせません。地域の特性を活かした限定メニューの導入や、独自のコンセプトを打ち出すなど、ブランドの魅力を高める必要があります。
また、SNSやデジタルマーケティングを活用し、顧客との関係を深めることも重要です。最近では、健康志向のラーメンやビーガン向けメニューが注目されており、新たな客層を開拓する手段として有効です。
3. 人材不足への対策を講じる
飲食業界全体で人手不足が問題となっており、特にフランチャイズ経営では安定した人材確保が不可欠です。
その点、調理工程を効率化する機器の導入や、券売機の活用は、人件費削減だけでなくスタッフの業務負担を軽減する効果も期待できます。また、福利厚生の充実や柔軟なシフト制度の導入によって、働きやすい環境を整えることも従業員の定着につながります。
4. 人材育成を重視する
フランチャイズ経営では、店舗ごとに優れた管理者を育成し、適切な業務分担を行うことが成功の鍵となります。エリアマネージャーや店長候補を育てることで、効率的な運営体制を築くことが可能です。
ラーメンのフランチャイズなら味噌味をおすすめする理由
ラーメンのフランチャイズへの参入を検討するなら、来来亭のような人気ブランドも魅力的ですが、味噌ラーメンにも注目する価値があります。
味噌ラーメンは、日本の食文化に根付いた発酵食品「味噌」を使用しており、健康志向の高まりとともに需要が拡大しています。濃厚な味わいながらもヘルシーなイメージがあり、幅広い層に受け入れられやすいのが特徴です。
また、北海道では特に人気が高いものの、全国的に見ると専門店の数は少なく、競争が激しくないというメリットがあります。
さらに、地域ごとに味噌の風味が異なるため、地元の特産品を活かしたオリジナルメニューの開発がしやすく、他店との差別化を図りやすい点も強みです。
こうした点からも、ラーメンのフランチャイズを検討する際は、ぜひ味噌ラーメンを看板メニューとするブランドに注目してみてください。

ラーメンのフランチャイズなら麺屋・國丸へ
味噌ラーメン専門ブランド「麺屋・國丸」では、法人の新規事業参入を積極的にサポートしています。
味噌ラーメンは、幅広い世代に支持されている一方で、安定した品質を提供するためには専門的な技術が求められます。そのため、競争が少なく、今後の成長が期待できる市場の1つです。
その点、麺屋・國丸では独自のノウハウを活かし、飲食事業未経験の法人様でも高品質な味噌ラーメンを提供できる仕組みを確立しています。また、ブランド戦略から店舗運営のサポートまで、一貫した支援を行っているため、安心して参入できます。競争の少ない味噌ラーメン市場で成功を目指すなら、ぜひ麺屋・國丸を検討してみてください。
この記事を書いた人

株式会社K・ライズホールディングス 営業本部
桑原 翔(Kuwahara Tsubasa)
1987年4月生まれ、趣味はパソコンいじりと音楽全般。専門商社の営業職とSaaS(クラウド)のカスタマーサクセスやマーケティング業務を経て、K・ライズホールディングスに入社。営業本部所属で、主に「國丸」「あぐり家」「RiZ」を担当し、各事業のサイトのディレクションやオンラインマーケティングのほか、オフラインマーケティングを担当。