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ラーメン屋の廃業率は7割|ラーメン屋経営は何が難しい?

メディア掲載

こちらの記事ではラーメン屋の廃業率について解説します。また、ラーメン屋が廃業に至る一般的な理由も紹介するので、ラーメン屋開業を目指している方は参考にしてください。

ラーメン屋の廃業率は7割

こちらでは、ラーメン屋の廃業率、飲食店全体の廃業率、起業した企業の廃業率をそれぞれ紹介します。

ラーメン屋の廃業率

ラーメン屋は日本国内で非常に人気があり、新規参入者も多いですが、その反面、競争が激しく、廃業率が非常に高いと言われています。

大手飲食系サイトの「飲食店.com」がおこなった調査によると、ラーメン屋は開業後1年以内に40%が閉店し、3年以内には70%が廃業し、6年以内には85%が市場から撤退していると報告されているのです。

さらに、東京商工リサーチの調査によれば、2023年にはラーメン屋の倒産件数が過去最多となる45件を記録し、前年比で114.2%増加しました。これは2013年の42件を超える数であり、過去15年間での最高記録です。

多くのラーメン屋が小規模または零細企業であるため、店舗の維持費や食材費の増加が資金繰りを困難にしています。さらに、激しい市場競争の中で価格の値上げが困難であることも、倒産や休廃業の増加に拍車をかけているでしょう。

参考:飲食店.com

飲食店の廃業率

飲食店全体の廃業率と比べると、ラーメン屋が「3年以内に70%が廃業する」ことが、いかに深刻な事態であるかがわかります。

飲食店の生存率は、調査した年代や調査をおこなった団体、対象地域などによって異なりますが、一般的には以下が目安と言われています。

  • 1年後の廃業率30%
  • 2年後の廃業率50%
  • 5年後の廃業率60%
  • 10年後の廃業率95%

これらのデータと比較すると、「3年以内に70%が廃業する」ラーメン屋の経営がどれだけシビアなことかがわかります。

起業した企業の廃業率

続いて、同様に「起業した企業の廃業率」とも比較します。こちらも諸説ありますが、一般的には以下が目安となっています。

  • 1年後の生存率:廃業率27%
  • 5年後の生存率:廃業率58%
  • 10年後の生存率:廃業率74%

ちなみに、個人事業主は企業ではないため、小規模なラーメン屋や飲食店は調査の対象に含まれていません。個人事業主を加味すると、廃業率はより高まる可能性があります。

ただ、やはりこれらの数値と比較しても、ラーメン屋の廃業率は高いと言わざるをえないでしょう。

参考:中小企業の動向(中小企業庁)

ラーメン屋が廃業する理由あるある4選

廃業率が高いラーメン屋ですが、なぜ廃業してしまうのか、その理由あるある4選を紹介します。

売上が伸びない

当然ですが、思うように売上が伸びないラーメン屋は廃業します。売上が伸びない理由はさまざまですが、その1つとして参入障壁が低いために競合が多いことがあげられます。

飲食店.comの調査によれば、高い専門性を必要とするフランス料理や寿司の業態は、廃業率が低いのが特徴です。これは、高度な技術や豊富な知識を習得するために修行が必要であり、それが1つの参入障壁となっているからといえます。

一方で、ラーメン屋は比較的参入しやすいです。新規参入者が絶えず流入するため、市場が飽和して、競争が激化しています。

その結果、どれだけ優れたラーメンを提供していても、売上が伸びないという結果になります。

参考:飲食店.com

運転資金がなくなる

「ラーメン屋を開業するとはいえ、できるだけ借金は少なくしたい」と思う人は少なくありません。しかし、できる限り開業の際は多くの資金を確保するべきでしょう。開業時であれば資金を調達しやすいですし、不要となれば早期に返済することが可能です。

どれだけ自信があるラーメンを作れたとしても、事業が成功するかどうかは別の話です。運転資金がなくなれば、当然ラーメン屋を廃業せざるをえなくなります。そのため、借りられるうちに十分な資金を調達しておくことをオススメします。

人手不足

近年、多くの飲食店が人手不足に直面しており、ラーメン屋も例外ではありません。適切な人員が確保できない場合、残された従業員に過剰な負担がかかるので、あっという間に悪循環に陥っていきます。

労働環境が悪化し、それが理由で離職するスタッフが増え、新規採用をしても労働環境は悪いままなので、すぐにまた離職してしまうのです。

また、十分な売上が見込めていない状況であれば、人件費に投資して問題を解決することも難しいでしょう。

そのため、ラーメン屋を開業する際は、必要な人員数を事前に計画的に見積もり、効率的な運営がおこなえるように準備を整えることが重要です。

体調の悪化

ラーメン屋の店主はラーメンに対する強いこだわりを持ち、味の品質を保つために自ら厨房に立ち続けるケースが少なくありません。このため、経営者が体調を崩すと、ダイレクトに店舗の運営に悪影響が出るのです。

実際、職人気質で他人に仕事を任せたり、指導したりすることに苦手意識を持つ経営者は多く、これが従業員の離職率を高める要因となっています。店主の代役を育成できないため、いつまで経っても店主は厨房を離れられません。

また、厳しい修行を経て独立した経営者は、往々にして自身が経験した厳しい教育を従業員に押し付けがちです。しかし、これが従業員の離職を加速させてしまいます。

結果として病気や体調不良時に適切な代役がいないため、店舗を閉じざるを得ない状況に陥ります。

ラーメン屋のフランチャイズに参加するメリット

ラーメン屋のフランチャイズ参加には、さまざまなメリットがあります。ここでは、代表的な3つのメリットを紹介します。

集客のしやすさ

集客はビジネスにおいて最も重要な課題といえます。どれだけ優れたラーメンを提供しても、店舗の認知度が低ければ、顧客を惹きつけることは困難です。

その点、フランチャイズに参加すれば、既に確立されたブランドの認知度と信頼性を活用できるため、集客が格段にしやすくなります。全国的に知名度のあるラーメンブランドの場合、店舗オープン初日から顧客の注目を集めやすいでしょう。

スピーディーな開業

独立して新しいラーメン屋を立ち上げる場合、数多くの準備が必要となります。これには、立地選び、競合分析、マーケティング戦略の策定、店舗デザイン、価格設定、ビジネスプランの作成、スタッフ採用などが含まれます。これらは時間も労力も要する作業です。

その点、フランチャイズであれば、これらのプロセスの多くがフランチャイズ本部によってサポートされるため、迅速かつスムーズに店舗を開業できます。

一貫した品質の維持

フランチャイズ加盟により、本部が長年にわたり開発し、確立したレシピや運営ノウハウを享受できます。これにより、初日から高品質のラーメンとサービスを提供でき、長期にわたって品質を維持することが可能です。

また、業界未経験者でも、フランチャイズ本部が提供する研修を受けることで、短期間でスキルを身につけ、自信を持って店舗運営を始められます。

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ラーメン屋のフランチャイズなら麺屋・國丸

当社では『麺屋・國丸』という味噌ラーメンブランドのフランチャイズ運営をしています。

味噌ラーメンは、その豊かな風味と人気にも関わらず、味のブレやすさから多くのラーメン店で敬遠されがちです。結果として、需要は高いものの競合が少ない状態が生まれており、いわゆるブルーオーシャン市場となっています。

麺屋・國丸のフランチャイズでは、店舗のブランディングから内外装の設計、調理技術、運営方法に至るまで、徹底的なサポートを提供しています。加盟店には、開業前の研修はもちろんのこと、開業後も持続的な支援をおこなっています。

ラーメン店のフランチャイズに興味がある方、特に味噌ラーメンでのラーメン屋開業に興味がある方は、是非とも麺屋・國丸とのパートナーシップをご検討ください。

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